Mac版のExcel2019では[command]キーを使って選択範囲の一部を解除することができます。
Excel for Macのバージョンは、16.28(19081202)です。
参考Windows版のExcel2019(永続ライセンス)でも、選択範囲を[Ctrl]キーで一部解除できるようになっています。
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選択範囲を[Ctrl]キーで一部解除ができる(便利な使い方も解説)
Excel2019以降では、セルを選択した後、[Ctrl]キー使ってセル選択を解除できるようになっています。 間違って範囲選択しても、[Ct ...
[command]キーで選択範囲を一部解除
以下の表で各県の第1営業部の情報を抜き出した表を作成したいとします。
範囲選択
以下のようにセル[A1]からセル[C9]までを範囲選択します。
広い範囲を選択する場合は、[shift]キーを使うと早いです。以下の場合であれば、左上の始点のセル[A1]をクリックして、[shift]キーを押して終点のセル[C9]をクリックします。
ドラッグで選択解除
範囲の中には、青森県の第2営業部と、大分県の第2営業部が含まれています。
[command]キーを使って選択を解除できます。
[command]キーを押したまま、選択を解除したい範囲をドラッグします。
ここでは、セル[A4]からセル[C4]と、セル[A7]からセル[C7]をドラッグします。
白抜きになります。選択が解除されます。
コピーして貼り付け
このまま[ホーム]タブの[コピー]ボタンをクリックしてコピーします。
ショートカットキーは、[command]+[c]です。
貼り付け先のセル[E1]を選択して、[ホーム]タブの[貼り付け]ボタンをクリックします。
ショートカットキーは、[command」+[v]です。
以下のように貼り付けができます。
一連の操作を動画にしてみました。
セル選択の解除
セル選択の解除も[command]キーで行うことができます。
[command]キーを使って離れたセルを選択できますが、再度、[command]キーで選択したセルをクリックすると、選択を解除できます。
例えば、以下のようにセル[A2]、セル[A4]、セル[A8]、セル[A9]を選択しています。
セル[A9]は間違って選択してしまったとします。
[command]キーを押したまま、セル[A9]をクリックします。セル[A9]の選択は解除されます。
[command]キーの便利な使い方
[command]キーを使って、複数のセルを選択した後、同じ文字をまとめて入力することもできます。
例えば、以下のように[command]キーを使って、離れたセルを複数選択しています。
こういう場合も間違って選択したセルは、[command]キーを押してクリックすると、選択を解除できます。
この後、入力します。ここでは、セル[E9]を選択して変換後[花]と入力しています。最終選択のセルに文字列が入力されています。
最終選択のセル内にカーソルがある状態で、キーボードから[command]キーと[return]キーを同時に押します。
[command]+[return]で確定するということです。
選択した複数のセルにまとめて入力できます。
参考Excelでは、フラッシュフィルも便利な機能です。
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