Office 2019 Excel 2019

選択範囲を[Ctrl]キーで一部解除ができる(便利な使い方も解説)

投稿日:2019年8月12日 更新日:

Excel2019以降では、セルを選択した後、[Ctrl]キー使ってセル選択を解除できるようになっています。

間違って範囲選択しても、[Ctrl]キーを使って一部の選択を解除できます。

これは何気に便利です。操作はExcel2019(永続ライセンス)での解説ですが、365も同じ操作ができます。

キーボード[Ctrl」キー

[Ctrl]キーを使って選択範囲を一部解除

以下のような表があります。ここのサンプルではテーブルになっていますが、テーブルではない範囲の場合も同じ操作ができます。

この表で各県の第1営業部の情報を抜き出した表を作成したいとします。

作成済みの表

以下のようにセル[A1]からセル[C9]までを範囲選択します。

範囲選択

青森県の第2営業部と、大分県の第2営業部が含まれていますが、[Ctrl]キーを使って選択を解除することができます。

キーボード[Ctrl」キー

[Ctrl]キーを押したまま、選択を解除したい範囲をドラッグします。

ここでは、セル[A4]からセル[C4]と、セル[A7]からセル[C7]をドラッグします。

白抜きになり、選択が解除されます。

[Ctrl]キーを使って選択解除

参考[Shift]+[F8]で[選択内容の追加と削除]モードになり、[Ctrl]キーを使用せずにクリックだけで選択できますが、この場合もExcel2019以降は選択箇所をクリックすると選択解除ができるようになっています。

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コピーして貼り付け

このまま、コピーします。

[ホーム]タブの[クリップボード]グループにある[コピー]ボタンをクリックします。

もちろん、ショートカットキー([Ctrl]+[C])でもいいですし、右クリックしてショートカットキーから[コピー]を選択しても構いません。

キーボード[Ctrl]+[C]

[ホーム]タブの[コピー]ボタン

貼り付け先のセル[E1]を選択して、[ホーム]タブの[貼り付け]ボタンをクリックします。ショートカットキーは、[Ctrl]+[V]ですね。

キーボード[Ctrl]+[V]

[ホーム]タブの[貼り付け]ボタン

以下のように貼り付けることができます。第1営業部の情報のみになりました。

貼り付けした結果

一連の操作を動画にしてみました。

選択範囲を[Ctrl]キーで一部解除

[この操作は複数の選択範囲に対しては機能しません]のメッセージ

Excelの他のバージョンで同じ操作をすると、以下のようなメッセージ表示されます。Excel2016(永続ライセンス)での操作です。

[Ctrl]キーを押して範囲選択しても、白抜きにはなりませんし、コピーしようとすると、以下のメッセージウィンドウが表示されます。

この操作は複数の選択範囲に対しては機能しません。

Excel2016での操作

このメッセージは、以下のように複数のセル範囲をコピーしようとする場合も表示されます。これは、Excelのバージョンに関係なく表示されます。

[この操作は複数の選択範囲に対しては機能しません。]のメッセージウィンドウ

このコマンドは、複数の選択範囲で使用できません - Office | Microsoft Docs(Microsoft)

[Ctrl]キーを使って離れたセルを選択した後に一部解除

[Ctrl]キーを使うと離れたセルを選択することができますが、間違って選択した場合も[Ctrl]キーを使って解除できます。

例えば、以下のようにセル[A2]、セル[A4]、セル[A8]、セル[A9]を選択しています。

セル[A9]は間違って選択してしまったとします。

離れたセルを選択

[Ctrl]キーを押したまま、セル[A9]をクリックします。セル[A9]の選択は解除されます。

[Ctrl]キーを使って選択解除

参考macでは、[command]キーで選択範囲の解除、セル選択の解除ができます。

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[Ctrl]キーの便利な使い方

[Ctrl]キーを使って、複数のセルを選択した後、同じ文字列をまとめて入力することもできます。

例えば、以下のように[Ctrl]キーを使って、離れたセルを複数選択しています。

こういう場合も間違って選択したセルは、[Ctrl]キーを押してクリックすると、選択を解除できます。

離れたセルを複数選択

この後、入力します。

ここでは、セル[B10]を選択して変換後[●]を選択しています。最終選択のセルに文字列が入力されます。

セルに入力

最終選択のセル内にカーソルがある状態で、キーボードから[Ctrl]キーと[Enter]キーを同時に押します。

[Ctrl]+[Enter]で確定するということです。

キーボード[Ctrl]+[Enter]

選択した複数のセルにまとめて入力することができます。この操作は値だけでなく数式でもOKです。

結果の表

参考この操作については、以下の記事でも解説しています。

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フィルターモードで抽出したデータを貼り付け

[Ctrl]キーを使うのも便利ですが、上記のサンプルのように[第1営業部]のみのデータを抽出して表を作成したい場合は、[フィルター]を使用することができます。

フィルター機能をオンにしていると、データを抽出して貼り付けることができます。

[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルター]ボタンをクリックします。

表の見出しにフィルターボタン▼が現れます。

[データ]タブの[フィルター]

ショートカットキーは、[Ctrl]+[Shift]+[L]です。フィルターモードの解除も同じです。

キーボード[Ctrl]+[Shift]+[L]

[部署]の[フィルターボタン]をクリックします。[第2営業部]と[第4営業部]のチェックボックスをオフにして、[OK]ボタンをクリックします。

[フィルター]ボタンを使って抽出

結果、以下のように第一営業部のデータのみが抽出されます。

抽出した結果

このまま範囲選択してコピーします。そして、セル[A12]を選択して貼り付けます。

参考セル[E1]を選択して貼り付けると、一部の行が非表示になっているので気をつけてください。

貼り付け先は、元データの下の行のセルか別シートへ貼り付けたほうがいいと思います。

フィルターを解除すると、正常に貼り付けられていることを確認できます。

フィルターモードを解除したい場合は、[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルター]ボタンをクリックします。

ショートカットキーは、[Ctrl]+[Shift]+[L]です。

範囲選択後、コピーして貼り付け

フィルターモードをオンにしたときにフィルターボタンが意図しない位置に表示される場合は、以下の記事を参照してください。

ちょっと工夫するだけで、データの先頭行に表示されるようになります。

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