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目次スライドはスライドのタイトルをコピーして簡単に作成できる

投稿日:2017年1月7日 更新日:

PowerPoint2007から、目次スライドの自動作成機能はなくなってしまいましたが、プレースホルダーでタイトルを入力していると、目次スライドは簡単に作成することができます。

PowerPoint2003では、[目次スライド]ボタンを使って目次スライドを作成していました。

目次スライドの作成

PowerPoint2003では、[目次スライド]ボタンを使って、スライドのタイトルを抜き出して、目次スライドを自動作成することができます。 ...

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その代わりとなる方法を紹介します。

目次スライド

注意ただし、タイトルは[テキストボックス]ではなく、[プレースホルダー]を使って入力した場合の方法です。

PowerPointでは、タイトルはプレースホルダーを使って入力したほうが編集は楽になります。

テキストボックスとプレースホルダー

プレースホルダーを活用してプレゼンテーションを効率よく作成

PowerPointでスライドを作成するとき、プレースホルダーを使っていますか? プレースホルダーという名前を聞いたこともない、テキストボッ ...

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PowerPointのアウトライン表示での操作については、以下の記事で解説しています。プレゼンテーションの全体構成を考えながら作成するのに適しています。

アウトライン表示モードでプレゼンテーションを作成・編集する

PowerPointには、箇条書きの表示順やレベルを調整するのに便利な[アウトライン表示]という表示モードがあります。 アウトライン表示では ...

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[アウトライン表示]で[すべて折りたたみ]

作成したプレゼンテーションを開き、標準モードで[アウトライン]タブをクリックして[アウトライン]表示にします。

[アウトライン]タブをクリックして[アウトライン]表示

[アウトライン]タブで右クリックして、ショートカットメニューから[折りたたみ]→[すべて折りたたみ]をクリックします。

ショートカットメニューの[折りたたみ]→[すべて折りたたみ]

すべて折りたたむとアウトラインは以下のようになります。

すべて折りたたんだアウトライン表示

参考PowerPoint2013以降は、[標準]表示のサムネイルウィンドウに[標準]と[アウトライン]の切り替えタブはありません。

PowerPoint2013にはスライドとアウトラインの切り替えタブがない

PowerPoint2013以降の表示切り替えについては、以下の記事で解説しています。

プレゼンテーションの表示モードの切り替えはステータスバーから

プレゼンテーションの表示は、[標準]、[アウトライン表示]、[スライド一覧]、[ノート]、[閲覧表示]という5個の表示方法があります。 編集 ...

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PowerPoint2013以降は、ステータスバーから切り替えるのが早いと思います。

PowerPoint2013のステータスバー[標準/アウトライン表示の切り替え]

新しいスライドの作成

目次スライド用のスライドを準備します。

最後のスライドを選択したまま、[ホーム]タブの[新しいスライド]から、[タイトルとコンテンツ]を選択して、挿入します。

新しいスライドの挿入

タイトルをコピーして貼り付け

2枚目のスライドから、タイトルのついたスライドを選択して、コピーします。

目次にしたいスライドのタイトルをコピーします。ここでは、スライド2から8までをコピーします。

連続した範囲は[Shift]キーを使うと早いですね。

タイトルのコピー

新しく挿入したスライドのプレースホルダーを選択して、[貼り付けオプション]から[テキストのみ保持]をクリックして、テキストのみ貼り付けます。

[テキストのみ保持]を選択して貼り付け

段落番号を表示

そして、プレースホルダーを選択して[ホーム]タブの[段落]グループにある[段落番号]をクリックして、行頭に番号を付けます。

この時、プレースホルダーを選択して操作してください。

プレースホルダーの枠線をクリックするとプレースホルダーが選択できます。

段落番号の設定

タイトルの入力と目次スライドの移動

タイトルを[目次]にして、1枚目の次の位置へドラッグします。

目次スライドが2枚目のスライドになります。

スライド位置の移動

目次にリンクを設定

作成した目次スライドの目次をクリックしたら、スライドへ移動するようにリンクする方法です。

目次の項目を選択して、[挿入]タブの[リンク]グループにある[ハイパーリンク]をクリックします。

[挿入]タブの[リンク]グループにある[ハイパーリンク]

ショートカットキーは、[Ctrl]+[K]です。

キーボード[Ctrl]+[K]

[ハイパーリンクの挿入]ダイアログボックスが表示されます。

[リンク先]から[このドキュメント内]をクリックします。

[ドキュメント内の場所]から目次と同じタイトルのスライドを選択して、[OK]ボタンをクリックします。

この[ドキュメント内]の[スライドタイトル]にタイトル名が表示されるのは、プレースホルダーにタイトルを入力した場合のみです。

[ハイパーリンクの挿入]ダイアログボックス

ハイパーリンクが設定されると、以下のように青い文字になります。

目次にリンク

参考ハイパーリンクは、右クリックのショートカットメニューにもあります。

ショートカットメニューの[ハイパーリンク]

ハイパーリンクの削除や編集も右クリックのショートカットメニューから操作できます。

ショートカットメニューの[ハイパーリンクの削除]と[ハイパーリンクの編集]

ハイパーリンクの設定は、以下の記事内のスライドへリンクでも解説しています。

スライドに動作設定ボタンを挿入(戻る・進む・最初に移動など)

PowerPointには、他のアプリケーションにはない[動作設定ボタン]というのがあります。 このボタンを使うと、ボタンをクリックすることで ...

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目次スライドを2段組みにするには

もし、目次項目が多い場合は、2段組みにすることもできます。

自動調整オプションで設定

アウトラインから、タイトルをコピーして貼り付けると、プレースホルダーの左下に[自動調整オプション]が表示されます。

この[自動調整オプション]をクリックします。

参考[自動調整オプション]もプレースホルダーの機能です。テキストボックスでは表示されません。

プレースホルダーの自動調整オプション

メニューの中から[スライドを2段組に変更する]を選択します。

自動町営オプションから[スライドを2段組に変更する]を選択

目次を2段組みに変更することができます。

見やすくなりますね。

2段組みの目次スライド

段組みの詳細設定は[段組み]ダイアログボックスで

段組みの設定は、[図形の書式設定]ダイアログボックスから詳細に設定することができます。

PowrPoint2013以降は、[図形の書式設定]作業ウィンドウになっています。

PowerPoint2016の段組みの詳細設定

[図形の書式設定]ダイアログボックスは、右クリックのショートカットメニューから[図形の書式設定]をクリックします。

ショートカットメニューの[図形の書式設定]

[図形の書式設定]ダイアログボックスの[テキストボックス]をクリックします。

そして、[段組み]をクリックすると、[段組み]ダイアログボックスが表示されます。

段組みと[数]と[間隔]を調整できます。

[図形の書式設定]ダイアログボックスの[段組み]

[ホーム]タブの[段落]グループにある[段組み]からも設定できます。

[段組み]ダイアログボックスは、この[段組みの詳細設定]から表示することもできます。

[段組み]の[段組みの詳細設定]

参考PowerPoint2007でも解説しています。

スライドを2段組に変更する(自動調整オプション)

自動調整オプションについては、以下の記事で解説しています。自動調整オプションは、プレースホルダーのみに表示されます。テキストボックスでは表示されません。

テキストボックスを使用するより、プレースホルダーを使用した方が効率よく操作できます。

プレースホルダーの自動調整オプションボタンの使い方

PowerPointでプレースホルダーに文字を入力していて、その文字数が多くなって収まりきらなくなると、プレースホルダーの左下に[自動調整オ ...

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PowerPoint2019では、[ズーム]機能が追加されました。

プレゼンテーション中にスライドを切り替える方法の1つですが、目次代わりにも使用できると思います。

[ズーム]を使ってスライドショー実行中にスライドを切り替える

PowerPoint2019では、[ズーム]という機能が追加されました。 スライドショー実行中にスライドを切り替える方法の1つです。 スライ ...

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