段落を線で囲むには［線種とページ罫線と網かけの設定］の［罫線］で

Wordで段落を線で囲むには、段落罫線を使用します。

段落罫線とは、段落の周り（上下や左右）に線を引くことができる罫線のことです。

設定したい段落を選択して、［線種とページ罫線と網かけの設定］ダイアログボックスの［罫線］タブで設定します。

または、段落を範囲選択して、［罫線］メニューの［外枠］で設定します。

段落の選択

罫線で囲みたい段落を範囲選択します。

1つの段落を罫線で囲みたい場合は、段落内にカーソルを置くだけでかまいません。

連続した複数の段落を罫線で囲みたい場合は、対象の段落を範囲選択します。

前後の連続した段落を囲む場合

前後の段落を選択する場合は、すべてを囲む必要はありません。

前段落の段落記号が含まれた状態であればOKです。

参考段落記号が表示されていない場合は、オプションの設定を確認してください。

［線種とページ罫線と網かけの設定］の［罫線］タブで設定

［ホーム］タブの［段落］グループにある［罫線］の右側にある▼ボタンをクリックします。

一番下にある［線種とページ罫線と網かけの設定］をクリックします。

［線種とページ罫線と網かけの設定］ダイアログボックスが表示されます。

［罫線］タブが表示されていると思います。

［設定対象］から［段落］を選択して、［種類］から［囲む］をクリックします。

これで、段落を罫線で囲むことができます。

参考［線種とページ罫線と網かけの設定］ダイアログボックスは、［デザイン］タブの［ページの背景］グループにある［ページ罫線］からも表示できます。

この場合、［ページ罫線］タブが表示されますので、［罫線］タブに切り替えて設定してください。

Word2016以降は、バージョンアップにより［線種とページ罫線と網かけの設定］の名称が［罫線と網かけ］に変わっています。

線の太さや色を付ける

［線種とページ罫線と網かけの設定］ダイアログボックスから、線の太さを変えたり、色を付けたりすることもできます。

文字列との間隔を設定するには

文字列との間隔も設定することができます。

［罫線とページ罫線のオプション］ダイアログボックスを表示して、［オプション］をクリックします。

［罫線とページ罫線のオプション］ダイアログボックスが表示されます。

既定では、以下のようになっています。

プレビューで確認しながら、上下左右の数値を指定します。

ここでは、上下の数値を［8pt］にして、［OK］ボタンをクリックします。

以下のようになります。

参考この文字列との間隔の設定は、［設定対象］が［文字］の場合は設定できません。

文字列を設定対象にして囲むには

罫線の［外枠］で設定

［ホーム］タブの［段落］グループにある［罫線］から［外枠］をクリックして設定することもできます。

この場合は、段落を範囲選択します。必ず段落記号まで範囲選択します。

参考［外枠］の設定をした後、［線種とページ罫線と網かけの設定］ダイアログボックスを表示すると、［段落］を［囲む］設定になっています。

段落を範囲選択する必要はありますが、罫線の太さや色などを設定しない場合は、［外枠］で設定したほうが早いかもしれません。

複数の段落を罫線で囲むには

飛び飛びの複数の段落を続けて囲む場合は、［F4］キーで繰り返し実行できます。

［F4］キーは、直前の操作を繰り返すショートカットキーです。

ただし、1つ目の段落を罫線で囲んだ後に、次の段落を囲むと2つの段落が囲まれてまとめて囲まれてしまいます。

例えば、以下のように1番目の段落を罫線で囲みます。

次の段落内にカーソルを置いて、［F4］キーを押します。

段落罫線はつながってしまいます。

段落と段落の間に段落記号を挟むと、分けて囲むことができます。

参考段落を範囲選択して［罫線］メニューの［格子］を選択すると、以下のようになります。

罫線の削除

罫線を削除する場合は、削除したい段落にカーソルを置いて、［線種とページ罫線と網かけの設定］ダイアログボックスの［罫線］タブを表示します。

そして、［設定対象］で［段落］、［種類］で［罫線なし］を選択して［OK］ボタンをクリックします。

または、罫線を設定した段落を範囲選択して、［ホーム］タブの［段落］グループにある［罫線］から［枠なし］をクリックします。

ショートカットキーで操作

段落罫線だけでなく、インデントなどの設定している場合もあると思いますので、状況によって判断してください。

段落書式のみを解除するショートカットキーは、［Ctrl］+［Q］です。

関連段落罫線を使って、簡単に便箋を作成することもできます。

上記記事内でも解説していますが、［袋とじ］で印刷すると、用紙の半分の大きさで印刷できます。

以下は、Word2016で解説していますが、操作は同じです。