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ピボットテーブルで累計と前年比(基準値に対する比率)を求める

投稿日:2017年1月9日 更新日:

Excel2013のピボットテーブルで累計と前年比を求める方法です。

テーブルのフィールドで右クリックして、ショートカットメニューの[計算の種類]にある[累計]と[基準値に対する比率]を選択することで求められます。

非常に便利な機能です。

ショートカットメニューの[計算の種類]にある[累計]と[基準値に対する比率]

[売上額]フィールドを追加して累計を求める

ピボットテーブルのレイアウトは、列に[機種]と[年]、行に[販売日]、値に[売上額]となっています。

累計フィールドを追加するために、[売上額]を[値]エリアへドラッグします。

ピボットテーブルのフィールドリスト[売上額]を[値]エリアへドラッグ

ショートカットメニューの[計算の種類]-[累計]を選択

追加した[合計/売上額2]の列見出しを選択して、右クリックします。同じ列内のセルを選択しても同じです。

ショートカットメニューの[計算の種類]から[累計]をクリックします。

ショートカットメニューから[計算の種類]-[累計]

[計算の種類(累計)]の[基準フィールド]で[販売日]を選択して[OK]ボタンをクリックします。

[販売日]はグループ化をして月単位にしています。

[計算の種類(累計)]の[基準フィールド]で[販売日]を指定

フィールド名の変更

列見出しを[合計/売上額2]から[累計]に変更します。

フィールド名を[累計]に変更

参考似たような解説ですが、以下の記事ではピボットテーブルの作成から解説しています。

累計はピボットテーブルで右クリックして[計算の種類]から求められる

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右クリックで表示される[計算の種類]については、Microsoftの以下のページを参照してください。

求めたい計算結果を簡単に表示できるかもしれません。

ピボット テーブルの値フィールドに別の計算を表示する - Microsoft サポート(Microsoft)

前年比の求め方

以下のピボットテーブルで前年比を求める方法で、前年比フィールドも追加できます。

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前年比フィールド(売上額)の追加

前年比フィールドとなる[売上額]を[値]エリアへドラッグします。

参考上記設定で値エリアにドラッグしたフィールド名は、[合計][累計]に変更しています。

ピボットテーブルのフィールドリスト[売上額]を[値]エリアへドラッグ

ショートカットメニューの[計算の種類]-[基準値に対する比率]を選択

上記の累計を求めた方法と同じ手順です。

新しく追加したフィールドで右クリックして、ショートカットメニューの[計算の種類]から[基準値に対する比率]を選択します。

参考下の画像では、すでに「フィールド名」が「前年比」となっていますが、変更前は「合計/売上額」です。

「累計」フィールドの右側のフィールドで右クリックです。

ショートカットメニューの[計算の種類]-[基準値に対する比率]

[計算の種類(前年比)]の[基準フィールド]は[年]を選択します。

[基準アイテム]は[(前の値)]にします。

[計算の種類(前年比)]の[基準フィールド]と[基準アイテム]を指定

フィールド名の変更

フィールド名「合計/売上額」は[前年比]に変更します。

ピボットテーブルに前年比を追加

前年比[100.00%]フィールドを非表示設定

[前年比]の[100.00%]のフィールドは不要なので、列を非表示にします。

ここでは、D列とJ列ですね。

[100.00%]フィールドの列を非表示

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関連以下は、ピボットテーブルに関するExcel2013で解説している記事です。

他バージョンでもピボットテーブルに関する記事をアップしています。

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