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[名前の管理]ダイアログボックスに削除できない名前がある

投稿日:2017年1月7日 更新日:

[数式]タブの[名前の管理]をクリックして[名前の管理]ダイアログボックスを表示すると、[削除]ボタンが無効になっているものがあります。

これは、テーブルで使用されている名前です。

テーブルを範囲に変換すると、名前は削除できます。

[削除]ボタンが無効になっている[名前の管理]ダイアログボックス

セル範囲に名前を付けて利用する

セル範囲に名前を付けておくと、便利に活用できます。以下は、その一例です。

  • 関数で利用することができます。
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[名前の管理]ダイアログボックスの表示

[数式]タブの[定義された名前]グループにある[名前の管理]をクリックして、[名前の管理]ダイアログボックスを表示します。

[数式]タブの[名前の管理]

[名前の管理]ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、[Ctrl]+[F3]です。

キーボード[Ctrl」+[F3]

複数の名前がある中で名前を選択して[削除]ボタンをクリックして削除できるものもあるのですが、

[名前の管理]ダイアログボックスの[削除]ボタン

中には、[削除]ボタンが無効のものもあります。

この削除できない名前は、テーブル名として使用されているものです。

削除できない名前を削除する方法を以下で紹介します。

[削除]ボタンが無効になっている[名前の管理]ダイアログボックス

参考数式で使用している名前を間違って削除すると、名前を使用した数式のセルに[#NAME?]が表示されますので気を付けてください。

すべてのボタンが無効になっている場合

[名前の管理]ダイアログボックスですべてのボタンが無効状態になっているようであれば、シートの保護が有効になっていないかを確認してください。

[名前の管理]ダイアログボックスですべてのボタンが無効

[校閲]タブの[保護]グループにある[シートの保護の解除]をクリックして解除します。

[校閲]タブの[保護]グループにある[シートの保護の解除]

シートの保護については、以下の記事で解説しています。

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参考テーブルがあるシートが非表示の場合は、[名前の管理]ダイアログボックスには表示されません。

[ブックの統計情報]を表示すると非表示シートのテーブル情報も確認できます。ただし、Excel2016以降の機能です。

[ブックの統計情報]で現在のシートとブックの情報を確認

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[名前ボックス]で削除できない名前を選択

シートの左上にある[名前ボックス]で削除できない名前を選択します。

名前のセル範囲が選択されます。

シートの[名前ボックス]

テーブルを標準の範囲に変換

範囲内をアクティブにすると、[テーブルツール]タブが現れると思います。

[デザイン]タブの[ツール]グループにある[範囲に変換]をクリックします。

範囲に変換を実行しても、データが消えることはありません。

範囲に変換

このテーブルを通常のセルの範囲に変換します。

データはすべて保持されます。

[デザイン]タブの[ツール]グループにある[範囲に変換]

下の[テーブルを標準の範囲に変換しますか?]というメッセージウィンドウが表示されますので、[はい]をクリックします。

これで名前は削除されています。

[テーブルを標準の範囲に変換しますか?]のメッセージウィンドウ

書式のクリア

範囲に変換しても、セルの背景色、文字色、罫線などの書式はテーブルのままになります。

書式が不要であれば、[書式のクリア]で削除してください。

範囲選択して、[ホーム]タブの[編集]グループにある[クリア]の▼ボタンをクリックして、[書式のクリア]をクリックします。

[ホーム]タブの[クリア]-[書式のクリア]

また、書式を残したくなければ、先にテーブルのスタイルをクリアして、[範囲に変換]を実行する方法もあります。

テーブルのスタイルをクリアして[範囲に変換]

名前の管理で確認

確認のために[数式]タブの[定義された名前]グループにある[名前の管理]をクリックして、[名前の管理]ダイアログボックスを表示してみます。

または、ショートカットキー[Ctrl]+[F3]を押します。

名前は削除されています。

名前が削除された[名前の管理]ダイアログボックス

Blogでも解説しています。

定義された名前とテーブル名

名前定義については、下のページも参考になると思います。

範囲が可変する名前定義

参考テーブルには便利な機能が多くあります。

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