書式とサイズは保持して画像のみを変更するには［図の変更］が便利

Word、Excel、PowerPoint、Outlookには、挿入した図のスタイルやサイズ、位置はそのままにして、画像のみを変更できる［図の変更］という機能があります。

Office2007以降の機能です。

画像を挿入した文書

たとえば、下のようにWordで作成した案内文書があって、画像を挿入しています。

その画像は、［書式］タブのスタイルから画像全体の体裁を変更しています。

参考ページ周りの罫線を絵柄で飾る方法は、以下で解説しています。

画像の書式変更

ここでは、図のスタイルから［楕円、ぼかし］を選択しています。

そして、［図の効果］から［光彩］から［光彩:11pt; 緑、アクセントカラー 6］を設定しています。

参考画像の加工方法は、以下の記事でも解説しています。いろいろ楽しんでくださいね。

画像の変更方法

せっかく挿入しても、画像の変更をしなければならない、または変更したくなることがあります。

そういう時に便利なのが［図の変更］です。

設定した画像を削除して、再度、挿入して、また画像にスタイルを設定する必要はありません。

画像だけを変更することができます。

まず、挿入済みの画像を選択します。

［書式］タブの［調整］グループにある［図の変更］をクリックします。

ポップヒントには、以下のように記されています。

画像を右クリックして、ショートカットメニューの［図の変更］をクリックしても同じです。

［図の変更］をクリックすると、下のように［画像の挿入］ウィンドウが表示されます。

ファイルに保存している場合は、［ファイルから］をクリックします。

そして、目的の画像を選択すると、下のように画像のみを変更することができます。

便利ですね！

参考バージョンアップによって、Office2016は以下のように変更になっています。Office2019も同じです。画像を挿入する時のメニューにも以下の2つが表示されます。

以下の画像は、バージョン2111（ビルド15831.20190）です。

• このデバイス
• オンラインソースから

Office2021とOffice365では、以下のように選択肢が増えています。［図の形式］タブの［調整］グループにあります。

［クリップボードから］はクリップボードに保存されている時のみ有効になります。

• このデバイス
• ストック画像から
• オンラインソースから
• アイコンから
• クリップボードから

画像挿入時のメニューも以下のように増えています。

ストック画像には、豊富な画像やアイコンがあります。以下の記事で解説しています。

Microsoft 365の「アイコン」は進化している（ストック画像）

また、Office2019以降とMicrosoft365のOfficeでは、画像や図形を小さくすると、下に［移動ハンドル］が表示されるようになっています。画像や図形が極端に小さい場合は便利です。

図形の周りに表示されるハンドルについては、以下の記事を参考にしてください。

図形の変更について

図形とテキストボックスの場合は、［図形の書式］タブの［図形の挿入］グループにある［図形の変更］を使用して変更できます。

以下の記事内で解説しています。

また、テキストボックスは、図形の仲間なのでテキストボックスから図形に変更できます。

参考画像の変更については、Office2007でも解説しています。

図の変更（現在の図の書式とサイズを保持したまま図を変更）

Mac版のOfficeでも解説しています。

Officeのバージョンによって操作が異なる場合があります。以下の記事で、お使いのOfficeのバージョンを確認する方法を解説しています。